学生生活

2012年10月24日

専攻教育

化血研見学(3年生)


 研究職を目指す生命科学科の学生たちは、積極的に学内の様々な研究室等を訪問し、自分の希望する分野での最先端の研究に触れ、専門的な知識を学ぶとともに将来の研究者としての意識を向上させています。しかし研究は大学の中だけで行われているものではなく、様々な研究所や企業でも最先端の研究開発が行われ、画期的な新製品や新技術が生み出されています。
 
 
 そのような普段見ることのできない大学外の研究所を訪問し、将来を考える上での参考にしようと、この度生命科学科3年生の希望者8名が、熊本県の(財)化学及血清療法研究所(略称:化血研)の見学をさせていただきました。化血研は、予防医学分野の研究に取り組み、ワクチンや血漿分画製剤などの開発・生産を行うことで、疾病の予防や治療に大きな貢献をしてきた研究所です。また毎年夏には一流の研究者の講演を聞くことができる「阿蘇シンポジウム」を主催しており、これには毎年多くの生命科学科の学生が参加し、大変お世話になっています。
 今回、私達は菊池市にある菊池研究所の組換え蛋白工場と熊本市の本所にあるインフルエンザワクチン工場を見学させていただくとともに、九大OB・OGの新入社員の方々や人事部の採用担当の方にお話をしていただきました。
 工場ではどのような技術・設備が用いられているのかを学び、講話では企業の研究所と大学の研究室の違いや、企業で働く上で重要なこと、また学生のうちにしておくべきことなどの貴重な情報やアドバイスを頂くことができました。
 どれも普段触れられないものばかりで、自分の視野を大きく広げ、将来について改めて深く考えるいい機会となりました。 
[文責:生命科学科3年 山下 実]

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