学生生活

2013年01月30日

専攻教育

平成24年度 科学英語II (Scientific English II)

平成24年度後期授業科目
 
 生命科学科3年生による英語ポスター発表が1月25日(金)に百年講堂で行なわれました。発表内容は第3学年前期に設定された「早期研究室体験実習」並びにこれに続く「フリークォーター」の期間を活用して、学生の希望に応じて割振られた研究室での体験・成果を基に、英文論文を作成し、最後に口頭発表用にポスターとしてまとめたものです。繰り返し練習をした成果が出ており、ほとんどの学生が時間通りに明快に発表ができていました。発表当日は直接研究をご指導いただいた教室の先生にも参加していただき、会場では英語による活発な質疑が行われ、学生は英語での返答に苦労しながらも勉強した成果を賢明に説明しようと努力していました。最後に参加者によるベストポスターの投票が行なわれました。

 学生がこの成果発表をまとめるために研究室体験で指導された諸先生には多大なご協力をいただき、心から感謝申し上げます。


発表する学生

英語による質疑応答

英語による質疑応答

 科学英語IIでは英文論文作成のために各自の研究分野を考慮して投稿先となる英文学術誌をそれぞれ選択し、その投稿規定に従ってdraftをパーツごとに書き上げて行きます。そして毎回、各自のdraftを2名の担当教員と小グループに分けられた学生間でお互いにチェックし合い、修正を重ねて行きます。最後は投稿時の書簡や論文改訂時の査読者への対応まで、一連の流れを体験します。そしてその論文推敲の過程を全てポートフォリオとして、提出する事を義務づけています。論文作成の体験を通して、情報を簡潔明快に伝えられる能力の育成を目指しています。最後にまとめた内容をポスターにして口頭での研究成果発表会を催し、そのための繰り返し練習が英語のスピーチの上達にも繋がっています。

科学英語II担当教員                                            
Christine Kuramoto(医学教育学)、岩城 徹(神経病理学)

 
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