学生生活

2014年08月20日

その他

第38回阿蘇シンポジウム


  全国的な猛暑が続く中、第38回阿蘇シンポジウムが、平成26年7月25日(金)の午後から26日(土)午前中にかけて、阿蘇リゾートグランヴィリオホテルにて開催されました。このシンポジウムに、医学部生命科学科からは、希望者の2年生2名、3年生9名、合計11名が参加しました。

  今年は、「微生物と免疫系の共生」のテーマで、九州大学名誉教授の渡邊武先生(元 生体防御医学研究所・所長)他、3名の世話人の先生により招かれた、著名で活発に研究を展開されている多くの講師の先生が参加され、とても充実したシンポジウムでした。

  一日目は主に、腸内細菌叢、免疫系の関わりを中心に話題提供があり、九州大学からは理学研究院生物科学部門の川畑俊一郎先生が腸内細菌と免疫応答と寛容についてショウジョウバエの研究を紹介されました。二日目の午前中には皮膚免疫と細菌の関わりや、畠山昌則先生(東京大学大学院医学系研究科)から「ピロリ菌感染と炎症・発癌」の話題提供がありました。最後に金井隆典先生(慶応大学医学部消化器内科)の「Probiotics Era Which Full-Scale Science Started In Inflammatory Bowel Diseases」と題した講演があり、炎症性腸疾患の患者さんへの糞便移植(Fecal microbiota transplantation)という、全く視点の異なる治療法に関する日本での取組みについて紹介がありました。

  何れの講演も極めて興味深い最新の研究成果を含めた話題に溢れ、これらインパクトのあるお話を拝聴することで、参加した学生諸君の多くが、研究に取り組む姿勢・視点を新たにできたようでした。



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