白石晃明基礎医学研究奨学金について

給付型奨学金 白石晃明基礎医学研究奨学金

令和6年度入学生から令和10年度入学生を対象として、
白石晃明基礎医学研究奨学金を給付できることになりました。

生命科学科に入学した学生のうち、各学年の成績優秀者6名を上限に年額550,000円、
最大4年間+修士課程の2年間、本奨学金を給付します(つまり、定員の半数は実質授業料無料)。

給付型の奨学金であり、返還義務はありません。

これにより、基礎医学研究を志す学生の修学と研究活動を支援します。

将来の基礎医学研究を担う優秀かつ志の高い学生が
九州大学医学部生命科学科に入学してきてくれることを強く望みます。


白石晃明基礎医学研究奨学金について教えてください。

この奨学金は、九大医学部を昭和24年度に卒業された故 白石 晃明先生のご遺族のご寄附により設立しました。
白石晃明先生は、本学卒業後、長年に亘って地域医療に貢献されました。診療医として活躍された一方で、研究も大変お好きであったと伺っています。
白石晃明先生が亡くなられた後、ご遺族の方が基礎医学研究に十分な予算が集まりにくいことを耳にされ、白石先生のご遺志に沿って、基礎医学研究の支援を目的としたご寄付を思い立たれました。

九州大学医学部では、白石晃明基礎医学研究基金に基づく本奨学金の設立を通して、将来の基礎医学研究を担う優秀かつ志の高い人材の獲得と育成を目指します。

奨学金の選考について教えて下さい。

本奨学金は、令和6年度から令和10年度入学の学生が対象となります。各学年6名を上限として、希望する学生の中から成績優秀者に給付します。学生の経済状況等は考慮には入れません。

1, 2年生については入学試験の成績に基づいて受給者を決定します(但し、前年度に留年していないこと)。学部3, 4年生については、医学部における前年度の成績に基づいて受給者を決定します。従って、仮に入学時に受給できなくても、3年次以降で受給できる可能性があります。修士課程1, 2年生については、入学試験の成績に基づいて受給者を決定します。

奨学金受給者の要件や義務について教えて下さい。

基礎医学研究を志す学生の修学と研究活動を支援するという本奨学金の主旨に鑑み、奨学金受給者には基礎医学研究に従事することが求められます。
正式に研究室に配属されていない1, 2年生については、一定期間何らかの研究活動、もしくは将来的な研究活動を見据えた課外活動に従事することが求められます。要件を満たさないと判断された場合には、翌年度の受給資格を失います。

また、受給された学生さんには、当該年度の研究活動や成果について、報告書を提出する義務があります。